本皮裏面なしのため特別販売となっております。
ご覧いただきまして誠にありがとうございます。
※真作保証 透明塗り艶消し仕上げ済みの古真壁型八重山黒木ウジラミ三線の出品です。
この三線の由来に関しては、作者が'大城'という三線工だった事以外は分かりません。入荷当時は棹の漆塗りが剥げ落ちている状態で、年数経過による劣化が目立っていました。丁寧に塗装を剥がし、信頼のおける塗装職人さまに透明(スンチー)塗の艶消し仕上げにして完成されたのが今月上旬のことでございます。芯は古い手法の特徴である'鑢跡'と'墨付'と'猿尾先端の牛骨足'がそのまま残されています。塗装を剥いで驚いたことは、入荷当初は見られなかった綺麗なウジラミ模様が確認できたことです。透明塗りに仕上げているので、その模様がはっきりと確認できることと思います※画像参照
本皮張りは表面のみで、裏面はなし。民謡演奏に用いられていた三線ということもあり、深みのある低音の音色が特徴です。胴材は有名な'桃原チーガ'製のチャーギ材が使用されております。こちらも初期の頃の物で今では大変レアな個体といえましょう。カラクイまわりも申し分ございません。またトゥーヰはやや深め、そしてチラ(顔)が正面からみて少し右側に曲がっていますが、トゥーヰや野面に影響はなく、演奏にも問題ございません。
昭和期の八重山ウジラミで奏でる深みのある低音三線の魅力がたっぷりと詰め込まれた貴重な一本。
0コメント