沖縄三線山原名護黒木ウジラミ【内間直樹作銘入】小与那型三線両面本皮張胴 「渾身のラスト一本です」※真作保証 | 胴巻屋 powered by BASE
柔らかく響きのある音色をお求めの愛弦家様にお薦めいたします】※前回ご紹介させていただきました「名護黒木真壁型三線」の同材から完成させられた内間直樹作小与那型三線です。ラストの一本です。数あるオークションからご覧いただきまして誠に有難うございます。三線工内間直樹作の渾身の作 小与那三線をご紹介いたします。ヤンバルは名護市の民家に自生していた貴重な島黒木ウジラミ材を用いたこの小与那三線は、内間氏30年近くの職人人生から積み重ねてきた、与那型の丸みの美学全てを注ぎ込んだ渾身の一丁とも言える力作です。以前、内間氏から手紙を頂戴したことがあった。そこに書かれていた一文を、私は今も忘れることができない。それは次のようなものであった。「三線はそれを手がける職人自身が演奏者でなければ作ることは困難だと思います。」私は大変胸を打たれた。後世にまで残り、演奏家に愛される楽器を一つでも多く残していきたい。という願いとプライドそのものであると確信したからだった。「なにより弾き手のことを一番に考える。買っていただいた方が毎日眺めても飽きのない三線にしたい。それは優しい曲線を最も大事にして作ることだと思う」と語る内間氏。私が本作品をじっと見てすぐに感じたこと。それは正面の顔立ちの美しさはもちろんのことだが、天の側面の虹の輪に向かう絶妙なカーブが、これまでの与那型の製作の中でも最もこだわった曲線であること。それを見て私は、内間さんの三線作りに対する現在の思いが込められているように感じてならない。大きく優雅に見せる技法は、作り手なら誰もが意識したいところであるが、内間氏はあえてそれを控える。隠れたところで控えめに見せる技法、それが内間さんの作品だ。第一に弾き手側の気持ちに寄り添った楽器にしたいという、職人の願いなのだと深々と感じるものがある。塗装は透明スンチー塗り。完成時のウジラミ模様の出方を考慮して、製材から手がけられている。名護の民家に植えられた黒木を製材から乾燥、そしてじっくり製作して完成するまでにおよそ八年という時が経過した。一口で八年といっても、その間にも何百という三線を手掛けられている内間氏であるが、特別に思いを込めて作った作品を私は引き取ることにしている。今回の与那もその中の一つである。2022年初めに内間氏からこの与那(前回販売済みの真壁を含む)を紹介され、職人の内面がこんなにも表
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