※一旦販売を中止させていただきます 幻の銘木〜ハマシタン三線〜古三線復刻芸術的作品

お世話になっております。
入札のご参加をいただいているなか、大変申し訳ございません。
皮の現状の件で、そのままの状態でも良いと考えていましたが、もちろん申し分ないのですが、購入いただいたお客様にお送りすることを考えますと、個人的に納得のいかない想いが残ります。所有者様とご相談させていただき、オークションでの販売をキャンセルさせていただきます。入札中の参加者様には大変ご迷惑をおかけしますが、どうかご理解願います。また、皮の調整を行った後に販売を再開させていただく予定ですので、引き続き胴巻屋ホームページで確認をお願い申し上げます。胴巻屋

※ご予約希望の方はお早めにお問い合わせください



型 真壁 
野長 一尺五寸六分五厘
材 ハマシタン 通常より重さがある
塗 スンチー塗り
年代 二十五年ほど前
胴 本皮二重張(側面にやや剥がれあり。演奏に問題なし)
由来 二十五年ほど前に友人が所有していた良器三線で、本土移住の前に何度もお願いをして譲り受けた物。
※塗り数箇所に小傷、接着剤が付着した思われる小さな跡、塗りは当時のままの為使用感あり

作品の特徴
ハマシタンは長く三線業に携わる方でも十年に数回ほどしか目にかかれない貴重な材。その希少さから幻の銘木とも言われる。一般的に知られるハマシタン材よりも重みがあり、実の締まりが良い(芯の画像参照)。棹に捻りや歪みなく正常。また、随分一昔前のことで、この棹を手がけられた作者が分からないというのが残念であるが、画像を良くご覧いただければ、その高い技術と感性が伝わるものと思います。野長一尺五寸六分五厘と短いこと、全体的にやや細身であること、そして、鳩胸のラインと天側面で見せている、'男弦からの絶妙な曲線'など考慮しましても、何か古い名器三線を再現する試みが分かる。それにしても、美しい真壁だ。作者はどれだけ一本に惜しみなく、妥協することなく、手がけられたであろうか。自分が作ったものが名作として世に残るようにとの願いが込められているのが、私には分かる。だから、ここで作者に代わって代弁させていただいているのです。この三線を手に取ると、深く敬意を払わずにいられないほどである。所有者が長く三線を弾けなくなったために、八年ほど前に胴や付属品を本皮二重張りに交換し、現在まで伝わる。それもまた歴史の一つとして、現状で紹介させていただくこととした。音色は優しく振動も良い。素朴さがある。中古アルミケース付属。

胴巻屋

選りすぐりのヴィンテージ〜名作三線と、手作りの胴巻を扱っています。著書「古三線に魅せられて」

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