ご覧いただきまして誠に有難うございます。
平成三十一年一月二十三日
県立博物館開催の琉球三線楽器保存育成会様より鑑定の真壁三線
以下 三線調査カード記載の通り
年代:大正
材質:黒木
棹重量:455gm
全長:二尺五寸七分五厘
野長:一尺五寸八分
糸蔵:一寸五厘
芯長:七寸
面、野、爪、心の形状:真壁型(ウズラー※ウジラミ)
爪裏のノミ型:粗取り
木の状態:良
範穴の状態:良
塗りの状態:新塗り
備考:猿尾に白の接ぎ
※個人のプライバシー保護の為、カードと芯画像にある鑑定Noは保護しております
当工房より
棹は大きな捻りもなく、一切の手をかける必要はないものでございます。芯画像からもお分かりいただけるように、斑点模様のウジラミが数カ所確認できる。当時一番の良材を使用されたのではないでしょうか。胴材はこの古三線に合わせ、チャーギ胴をやや小ぶりにしたものを準備し、こちらで組み上げました。※古三線には現代の大きめな胴のサイズでは音色のバランスが十分でないためである。
歌口は取り替えこちらで調整し、分当ても行いました。
付属品:ハードケース、三線調査カード
ここに蘇った一点限りの大正期三線。
コレクションとしてはもちろん、演奏用としても十分にお楽しみいただける逸品です。
お取引の最後までどうぞ宜しくお願い申し上げます。
大正期の那覇辻町の写真
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