1980年昭和55年8月30日土曜日沖縄の新聞の夕刊より。
「土曜カラト。化粧、着付け、点検。舞台裏も大変!琉球古典芸能コンクール」
18日からシンポウホールで始まった第15回琉球古典芸能コンクール。すでに琉舞新人部門145人の審査を23日で終え、27日からの同優秀部門77人の審査もきょう30日午後で終わって、いよいよ1日から同最高賞部門(35人)に入る。
舞台では各部門8人の審査員と、各研究所、道場の関係者の見守る中、連日、真剣な踊り。応募者たちは長い特訓の成果をこの一回かぎりの舞台にかける。
大変なのが審査員。毎日10時から午後7時まで、新人、優秀両部門ともそれぞれ五日間、わずかの休憩をはさんでほとんどクギヅケ。一人一人の踊りに、えんえん目を凝らす。
応募者が多いので舞台裏もごった返す。師匠はじめ先輩、後輩らが応募者の化粧、着付けと慌ただしい。控室は化粧品の匂いがたちこめる。踊りが前半女踊り、後半男踊りとなるので、付き添いも一人二人出すのにも結局これも一日つめっきりで頑張っている。
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