今から20年ほど前のことになりますが、読谷村内でひっそりと三線工として、棹職人として活動していた新垣の残したユシ木の真壁型三線です。たまたま私が村内の老人ホームさんから三線の修理の依頼で訪ねた際に、職員の方が持っていたものを偶然発見しまして、無理に譲ってもらったものです。家の稽古用として使用していましたが、このまま持っておくのも良いのですが、少しでも多くの方の手に取ってもらうことが、三線にとって幸せなことなのではないかと考え、今回出展することにしました。新垣はとても簡易的な家で生まれ育ち、その家を自分流に改装して工房兼自宅にして探していました。三線屋ではなく、棹職人として、ひたすら狭いプレハブ小屋で棹作りに精を出す。そんな活動でした。世の中に出回った彼の作品は計500本はあるかと思いますが、島人ぬ宝に乗ってやってきた三線ブームの中で、ひっそりと彼の作品は人々の手に渡っていました。活動期間は少なかったですが、平良昌則さんを手本に取ったようなやや太めの棹は、非常に感触も良く手に馴染む作りとなっています。この機会にぜひ新垣の作品に触れてみませんか?ご検討宜しくお願い申し上げます。沖縄から送料込みでゆうパック発送でお届けいたします。https://doumakiya.amebaownd.com/posts/48008721
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