※考察 琉球人が考えたと想定する左御紋の意味

左御紋の由来や意味は誠にさまざまで
定説ははっきりしていない
しかし、日本から少し離れ
古来の中国の文献などから読み取り考察するに
琉球時代において言えば
およそ次のことが考えられるのではないだろうか
という私なりの考察ですが
お時間のある方はご一読いただけたらと思います

「巻き貝」から左御紋と変化した?説

つまり、螺である
高宗純皇帝が台湾を進攻時に右巻きの白螺を賜り
それが運となってやすやすと渡海できたことから
巻き貝を奇宝とし、また最も霊異がある物
としている

そしてここでいう右巻きの白螺だが
現在の左巻きのことを指している
時計回りは右巻きというのが現代であるが
昔は右巻きを 左巻き として呼んでいた

それでは左御紋の巻きの方向はどうであろうか
ご覧の通り 右巻きである
ここで意味が分かってくるのではないだろうか
なぜ左御紋は右巻きなのに左と読むのか
の疑問が解決する
その昔は縁起の良い物を所持したり
また飾ったりすることが大切にされていた
冊封使がその宝として旅の間大事にしてきた習わし
その思想を琉球人はあやかっていた

霊異ある印 三位一体の意
呪い シンボル 護神物 勾玉
まさに左御紋の由来に通じるものと私は考える



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選りすぐりのヴィンテージ〜名作三線と、手作りの胴巻を扱っています。著書「古三線に魅せられて」

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