からうかは


玉城新原集落の北西側にあり、知念の「ウファカル」、玉城「受水・走水」とともに稲作発祥伝説の舞台となっています。地元の伝承によると、今から約700年前、中国から稲穂をくわえて飛んできた一羽の鶴が暴風にあってこの地に落ち、その稲穂がここで芽を出しました。早苗はアマミツ(地元の偉人)によって受水・走水の水田(御穂田)に移植され、琉球最初の稲作が始まったと伝えられています。現在は地域の拝所として、初ウビー(若水取りの儀式)などの行事に拝まれています。

また、雨は琉球岩を通って濾過され、それの溜水にもなっていることから、数千年も昔の恩恵をそのまま授かるとして、こだわりのある人はその水を指にちょんと付け、こめかみのところを濡らしたりする。いわゆるアジェナと共通する儀があるものだと思ったものだ。

それから南城バスに乗り継ぎ北上す。

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