これぞヴィンテージタマイ真壁だ！

一九六〇年代に製作されたと推測される沖縄三線の貴重な「タマイ真壁型」です。野長寸法一尺五寸六分五厘、芯長六寸六分と戦前寸法を用いて造られている。芯に'あ''田'の彫跡が確認でき、おそらく最初の持ち主様が自分の三線の目印にと付け加えたものであろう。実に昔の沖縄ん人らしい印ではありませんか。顔立ち、野面、鳩胸、太めの芯。どこをとっても巧みな技で表現されており、マニアな愛弦家たちをうむと唸らせてきた作品である。棹に大きな捻りもなく、演奏に支障ない保存状態だ。当工房に来た時は塗りが古く部分的に剥がれていたため、丁寧に塗りはぎを行い、後に艶消し黒塗り仕上げにして完成させた。黒みとウジラミーは7:3の割合でバランスも良い。また古い胴は職人作であり、材はチャー木が用いられている。裏面は古い皮であるが、まだまだ破れず使用できるためそのままにし、表面を新しい蛇皮で八分張りに張り上げた。丸みと響きを兼ね備えた音色だ。また、お分かりの方であれば、このような三線がまだ現存するのか、とさぞ驚かれるだろう。いつもながら大変ラッキーな機会に恵まれた。そして皆様にこうしてお見せできることがとても楽しくて仕方がないのです。この三線に興味を感じられた方は、是非この機会に手に入れてください。沖縄から送料元払い発送。古いハードケースに入れてお届けいたします。お取引の最後までどうぞ宜しくお願い申し上げます。https://doumakiya.amebaownd.com/