崖上のマーチュークルチで造られた古知念大工型三線

皆様いかがおすごしでしょうか
来週−再来週に入荷予定の三線についてのお話です
ずいぶん昔には崖上にはえる黒木
というのが県内で見られたそうです
崖上の木の特徴は ぐにゃぐにゃと曲がっていて
材の箇所によっては渦を巻いた形状であります
それが黒木となれば やはり模様は独特です
誰が見ても一目瞭然 見るからに特殊な絵であり
いわゆるクルチの中でも
ウジラミ模様とはまた違う
ウジラミは 外部からの菌類の侵入
予想外の外傷 雷 何かの突然変異とされている
今回の崖上クルチはマーチュー(巻いている)
名の通りの渦巻き状になった材を製材し
ゆっくりと造られたもの
職人はとても苦労する 
あんな材はそれはもう作るのに大変だった 
と愚痴をこぼすのは
数十年に一本関われるかの貴重さを
語り草にしたいのだ
完成された模様がなんとも表現しずらくユニークだ
さてどのような三線なのか
また崖上の黒木とはどんな模様なのかは
入荷してからのお楽しみとします

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